淡路島の海岸では斜面いっぱいにスイセンの花が咲き誇り、ひと足早い春の訪れを告げています。
スイセンが咲いているのは太平洋に面した南あわじ市の『灘黒岩水仙郷』です。
淡路島南部の諭鶴羽山から太平洋へと続く急斜面に、およそ7ヘクタールにわたり、500万本もの野生のスイセンが花を咲かせています。
ことしは12月のはじめに気温の低い日が続きひと月ほど開花が遅れましたが、このところ気温が緩む日が続いたため今、見頃を迎えています。
スイセンの花が白いじゅうたんのように咲いた斜面は春を感じさせる甘い香りに包まれ、遊歩道を歩く観光客もしゃがんでその香りを楽しんでいました。
神戸から家族連れで訪れた女性は「寒い冬にもかかわらずスイセンの花は凛と立っていて美しいと思いました。きょうは来てよかったです」、と話していました。
この場所を管理している地元の自治会によりますとスイセンの花の見頃は2月いっぱいだと話していました。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2024621931.html