中日新聞 「朝鮮学校の生徒は日本の将来を担う隣人。北朝鮮に厳しい今こそ北風より太陽だ」
【社説】 無償化見送り こんな時こそ太陽で 2013年1月26日
朝鮮学校を高校無償化の対象から外す国の方針に異議を唱え、生徒や学校が
司法の場に救いを求めた。社会全体で生徒の学びを支えることが無償化の理念だ。
朝鮮学校も例外ではないのではないか。
「私たちはスパイでも工作員でもありません。学ぶ権利は誰にでもあるのに、大切な
気持ちを踏みにじられました」。愛知県の愛知朝鮮中高級学校に通う在校生らはそう
心情を訴えた。
(中略)
朝鮮学校に通う生徒の多くは日本で生まれ育ち、日本の将来を担う隣人たちだ。
日本や韓国の国籍を取得している生徒もいる。同じ社会で生きていく隣人として共に
学ぶべきだろう。
国は文科省令を見直して朝鮮学校を無償化の審査対象そのものから外す方針というが、
対立や差別を深めてしまいかねない。
無償化がやがて朝鮮学校を地域に開かれた存在へと脱皮させる契機となるのではないか。
北朝鮮に厳しい今こそ北風より太陽だ。
全文はソースで
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2013012602000083.html