北朝鮮が携帯電話の持ち込みを許可、インターネットも利用可能に

■　北朝鮮にジャスミン革命は起こるか!?

中国の北朝鮮国境付近で、携帯電話の取締りが強化されているという情報がある。

中国が恐れているのは、難民というより、北朝鮮にジャスミン革命が起こり、それが自国に波及することであろう。
しかし、それはいよいよ後がなくなった胡錦濤一派にとっては逆に好機であるかもしれず、中国も一枚岩ではない。

日本がこの時期、中国国債を買ったのが、胡錦濤＆温家宝一派に対する支持表明だとするなら、事態はさらに急を要する。

北朝鮮には、携帯電話やスマートフォンなどの通信手段が普及していないから、ジャスミン革命は起きないという意見がある。
馬鹿をいっちゃいけない、通信手段はおろかマトモな市民すらいないリビアやシリアにだって、市民革命は起こったではないか。

今の常識であれば、海外から入ってきた武装ゲリラとそれに呼応する国内の反体制集団、それにＣＩＡの裏工作さえあれば、
市民革命など簡単に起こせるのだ。

北朝鮮にそれが起こらないと誰が言える。　通信手段や人民なんて別に必要はないのだ。

しかし、それはやはり難しいかもしれない。
というのは韓国の存在だ。韓国の現政権は必ずしも南北統一を望んでいない。

何故ならば、今の韓国において南北統一は反体制のイデオロギー、つまり反米、反財閥の思想であり、
それが盛り上がることは現政権の基盤を危うくするだけでなく、せっかく結んだＦＴＡや米軍との関係を危うくするものであるからだ。

従って、今韓国で原発を始めとする警備が強化されているが、その矛先は中国と同じように自国民に向けられている。
しかし、この東西両翼から北朝鮮を現状のまま留めようとする勢力がそれを阻止しようと見張っていたとしても、
北朝鮮にジャスミン革命は起きるだろう。

それは「世界の意志」であるから。