「ノーベル平和賞」受賞者の「隠された戦争」
しかし、こうしたソフトなイメージとは対象的に、オバマ大統領はブッシュ政権時代にはじめられた
多くの政策を引き継ぎ、さらに拡大、深化、発展させました。特にオバマは、ブッシュ時代にはじめ
られた秘密工作のプログラムを劇的に拡大させ、ブッシュ大統領をはるかに凌ぐ冷徹さで秘密の
戦争をエスカレートさせていきました。
昨年の大統領選挙において、オバマ再選キャンペーンの柱になったのは、「ビン・ラディン殺害作戦」
におけるオバマ大統領の指導力でした。「特殊部隊を使ったテロリストの暗殺作戦」を政権の最大の
功績としてアピールしてしまうのですから、これは考えようによってはすごいことです。いずれにしても
オバマ大統領は、イラクから米軍部隊を撤退させ、アフガニスタンからも正規軍を撤収させる一方で
、無人機を使った暗殺作戦、特殊部隊を使ったテロリスト掃討作戦、そしてサイバー攻撃による敵の
重要施設の破壊・妨害工作といった秘密作戦は激化させました。
以下略
日経ビジネスオンライン
ノーベル平和賞の大統領が仕掛けた戦争
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110829/222314/