【シリコンバレー=岡田信行】米国防総省は6億1700万ドル(約540億円)を投じて、米マイクロソフト
(MS)の最新OS(基本ソフト)「ウィンドウズ8」や業務用ソフトなどを導入する。陸軍、空軍、国防情報
システム局が共同でMSとライセンス契約を結び、携帯端末の活用を促進する。契約期間は3年間。
国防総省が導入するのは、パソコンだけでなく、携帯端末との機能連携を強化したOSの「ウィンドウズ8」の
ほか、「オフィス2013」や「シェアポイント2013」など業務用ソフト。省内の要員の75%が新しいOSや
ソフトを利用することになるという。
最新のIT(情報技術)活用でセキュリティーを高めながら、携帯端末への対応や、インターネット経由で
機能を利用するクラウドコンピューティングの利用を進める。
米陸軍の情報システム担当幹部は「(今回の契約で)陸軍だけで毎年7000万ドル(約60億円)の
経費節減になる」としている。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGN0500P_V00C13A1000000/