法廷で内紛が勃発!? オリンパス粉飾、責任なすりつけ合いに汲々
2012.12.31 07:00 (1/3ページ)
「俺は悪くない!」。法廷に、そんな心の叫びがこだました。オリンパスの粉飾決算事件で、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)罪に問われ、
年内に3回の公判が開かれた同社元会長、菊川剛被告(71)ら旧経営陣の3人。「全責任を負う」などと起訴内容を認める一方、被告人質問では損失隠しに反対
していたことをそれぞれが強調。法廷を舞台に、実務を掌握していた元監査役が元経営トップを責め立てる“内紛”まで勃発した。(時吉達也)
「自分の優柔不断から公表に踏み切ることができませんでした。一切の責任は私にあり、全責任を負う」。
9月25日に開かれた東京地裁の初公判の冒頭、菊川被告はきっぱりと言い切った。元監査役、山田秀雄被告(68)と、山田被告の部下として長年隠蔽に
携わった元副社長、森久志被告(55)も起訴内容を全面的に認める。その後の公判で繰り返される当事者同士の「非難の応酬」は、この時点で想像できなかった。
検察側の冒頭陳述によると、オリンパスは昭和60年代以降、当時の下山敏郎社長の下で資産運用を活発化させたところ、バブル崩壊に伴い金融商品に
巨額の含み損が発生。海外ファンドなどに金融商品を買い取らせたり、企業買収に絡む資金を還流させることで、損失の穴埋めを図っていた。
損失隠しは後任の岸本正寿元会長を経て菊川体制に受け継がれたが、下山、岸本両氏は公訴時効が成立し、立件されなかった。隠蔽工作に携わった
関係者それぞれが、公判で反省の言葉を並べる一方、互いの証言によって「別の素顔」も浮かび上がった。
続きはWEBで
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121231/trl12123107000000-n1.htm 依頼
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news/1356837920/196