<トンネル点検>22本で不具合 国交省「問題ない」
毎日新聞 12月27日(木)21時0分配信
国土交通省は27日、中央自動車道笹子(ささご)トンネル(山梨県大月市)の天井崩落事故を受けて進めていた全国の高速道路や国道などのトンネル1420本の
緊急点検結果を公表し、22本で不具合があったと発表した。国交省は「落下に結びつくような不具合ではなく、安全上大きな問題はない」としており、各道路管理者が
補修など必要な措置を実施しているという。
今回の点検は、天井や側面に取り付けられている換気用ファンや道路標識など重い設備が対象。今回の事故を受け、国交省は全国の高速道路会社などに
一斉点検を指示・要請。近接目視や打音(ハンマーでたたいた音や感触で異常を確認)、触診(緩みの状況を引っ張るなどして確認)の点検を行った。
22本では、ファンなどのつり金具をトンネルに固定する「アンカーボルト」の緩みや脱落、コンクリートのひび割れなどの不具合が見つかった。22本の内訳は
▽高速道路9▽国の直轄国道9▽自治体や地方道路公社の管理する道路4。【樋岡徹也】
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