永平寺町にある福井大学医学部附属病院で、麻酔に使うコカイン、約10gがなくなっていたことが分かりました。病院は警察に盗難届を出すとともに調査委員会を設置し、薬品の管理に問題がなかっ
たか調べています。
福井大学医学部附属病院によりますと、ことし1月から7月にかけて、薬剤師が手術の麻酔に使われる「塩酸コカイン」と呼ばれる薬品が約10g減っていることに気づいたということです。薬品は法
律で麻薬に指定されており、薬剤部の中にある鍵付きの金庫で保管されていたということです。
病院の薬剤部は薬品の使用量を記載する帳簿と実際の在庫の量が違うことを知りながら、病院の内規に反して11月中旬まで病院長に報告していなかったということです。病院は、警察に盗難届を出す
とともに調査委員会を設け、薬品の管理に問題がなかったか調べています。これについて福井大学医学部附属病院の生熊道憲病院部長は「コカインがなくなった経緯について、現時点で詳しいことはわ
かりませんが、このような事態を招き、本当に申し訳ありません。調査委員会で詳しく調べたいと思います」と話しています。
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054362242.html