スレ立て依頼所

このエントリーをはてなブックマークに追加
64 コーニッシュレック(新疆ウイグル自治区)
http://www.mhi.co.jp/news/story/1212065290.html

2012年12月6日 発行 第 5290号
2本のアームで作業ができる遠隔作業ロボット「MHI−MEISTeR」を開発
コンクリート穿孔による汚染調査、障害物切断による通路確保など多様な作業に対応
http://www.mhi.co.jp/news/story/__icsFiles/afieldfile/2012/12/06/P.gif

 三菱重工業は、人が近づけない災害や過酷事故の現場を自由に移動し、2本のロボットアームで点検だけでなく保守・補修などの作
業ができる遠隔作業ロボット「MHI−MEISTeR※」(マイスター)を開発した。既存の災害対応ロボットがカメラなどによる点検・監視
機能を中心とするのに対して、アームの先端に取り付けるツールを交換することで、汚染調査のためにコンクリートに穴をあけてサン
プルを採取したり通路を遮断している手すりなどの障害物を切断するなど、多様な作業を遠隔操作で行える画期的な機能を持つ。

 同機は、1999年に茨城県東海村で起きた核燃料加工施設の臨界事故をきっかけに、当時の日本原子力研究所(現日本原子力研究開発
機構)と当社が共同開発した耐環境型ロボット(通称Rabot)がベース。当時その姉妹機として製作した社内用ロボット(MARS−D)を
、原子力施設のメンテナンスの現場で培った技術を活用して、東京電力の福島第一原子力発電所で使えるように改良した。ロボット内
部の汚染防止対策など耐放射線性能や遠隔操縦性を高めている。

 同機のロボットアームは、人の腕と同じような7つの関節(7自由度)を持ち、先端部に様々な専用作業ツールを簡単に着脱するこ
とが可能。このため、片方でモノを把持しながらもう一方で切断する作業や、左右に異なるツールを装着して1台で2種類の作業を同時
に行うことができる。今回、コンクリートの汚染調査用に開発したドリルやハンド(挟み爪)などの専用ツールを同機に装備すること
で、コンクリートの壁や床から70mm程度の深さまでのサンプルを遠隔操作で採取できるため、人が近づけない高線量域における汚染状
況調査での活躍が期待できる。

MHI−MEISTeRの主な仕様
http://i.imgur.com/0RItG.png