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184 アメリカンボブテイル(東日本)
【国土強靱化】産経「笹子トンネル。老朽インフラ。『コンクリから人へ』では間に合わぬ。公共事業だ」

老朽インフラ 安全確保に投資惜しむな
2012.12.7 03:18 [主張]

 老朽化したインフラをどのように維持・管理し、次の世代に引き継ぐか。
中央自動車道の笹子トンネルで起きた天井板の崩落事故は、重い課題を突きつけた。
 トンネルだけではない。高度成長期以降に建設された高速道路や橋、
港湾施設なども経年劣化が進んでいる。財源に限りがある中で、
公共投資をきちんとインフラの保守に配分する仕組みづくりが何より必要だ。
 各党は今回の衆院選の論戦で、国の基盤となる
インフラの保守のあり方についても明確な考え方を示してほしい。
 例えば、橋梁(きょうりょう)の老朽化の進み具合は深刻だ。
<中略>
 国土交通省によると、損傷が激しくなるとされる築50年を経過するインフラは
2030年度で橋の半分以上、水門など川の管理施設の6割以上に達する。
だが、予算や人員が不足しがちな市町村管理の道路や橋では補修計画もほとんどないのが実情だ。
 公共事業費は減少しており、ピーク時の1990年代後半に比べ現在は半分程度にとどまる。
「コンクリートから人へ」のスローガンで公共事業削減に取り組んだ民主党は、
今回も「公共事業のばらまきに明るい経済の見通しはない」とする。
 これに対し、自民党は政権公約で「国土強靱(きょうじん)化」を掲げ防災・減災などを中心に公共事業を増やす。
公明党も10年間で100兆円を投じる「ニューディール計画」をうたう。東日本大震災を機に防災対策を重視したものだ。
 景気対策の名のもとで、投資効果が低い公共事業をばらまく余裕はもはやない。
だが橋や道路などのインフラは国民の生命を守り、地域の暮らしや経済活動を支える重要な基盤である。
保守や補修に必要な投資を怠れば、国土の安全は徐々に崩壊してしまう。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121207/plc12120703190004-n1.htm

関連動画
【笹子トンネル事故】公共事業は形を変えた安全保障[桜H24/12/7]
http://www.nicovideo.jp/watch/1354849253