絶滅危惧種のナマズ「アカザ」を護岸工事のため上流に引越し 岐阜

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1 リビアヤマネコ(兵庫県)

岐阜県多治見市の川で、護岸工事が行われるのを前に、13日、ナマズの仲間で、国のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている「アカザ」を捕獲して上流に移す引っ越し作業が行われました。
護岸工事が行われるのは、多治見市の土岐川で、13日は川を管理する国土交通省の職員や川の環境保全などに取り組んでいる団体「土岐川観察館」のメンバーらが、捕獲用の網を手に川に入りアカザを捕まえました。
アカザはナマズの仲間で、水のきれいな川などに生息しています。口の上あごと下あごにあわせて8本のひげがあって、体の色は赤褐色をしているのが特徴です。
13日は体長7cmから11cmのアカザ45匹が捕獲され、川の上流に放流されました。
土岐川観察館の宮島弘佳館長は、「この川にアカザがいてくれてうれしいです。工事の影響は大きいですが、きちんと保護すれば、いつまでも生息できると信じています」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3006476621.html