中国CEC、シャープとの液晶パネル共同生産を延期=会長
中国電子信息産業集団(CEC)は、計画していたシャープとの液晶パネルの共同生産を延期したことを
明らかにした。領土問題をめぐる日中間の対立を理由としている。 同社のRui Xiaowu会長が9日、
共産党大会の合間に記者団に明らかにした。
CECは今年に入って、シャープとの第10世代液晶パネルの共同生産を近く開始する方針を示していた。
同会長は台湾企業との液晶パネル事業における提携には影響はないとしている。
シャープは2009年の合意に基づき、CECグループが中国・南京市に建設した第6世代液晶工場に
設備と技術を供与した。第6世代工場は昨年7月から稼働しているが、第8世代以降の共同生産に
ついては、シャープが中小型液晶を強化する方針に転換した2011年から協議は止まっていた。
シャープ幹部は9日「第6世代の設備を売却したのは事実だが、それ以降の共同生産の計画は何もない」
と述べた。
http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPTYE8A802G20121109