近年、喫煙者にとって非常に肩身の狭い世の中となっている。「煙草は身体に悪いもの」「煙やニオイは迷惑千万なもの」という認識はもはや常識のようだ。
職場や家庭での居場所もなくなり、健康や家族のことを考えて、禁煙しようと考えるビジネスマンも少なくないかもしれない。
しかし、ここに「果たして本当に煙草は身体に悪いものなのだろうか」と唱える教授がいる。
「感情論に振り回されていると、真実が見えなくなることがある」と述べる武田邦彦教授だ。武田教授は、中部大学教授で環境や原発問題の専門知識を有し、
論文が日本原子力学会平和利用特賞、日本エネルギー学会賞など数多く受賞。『武田邦彦が教える子どもの放射能汚染はこうして減らせる!1・2(竹書房)』を始めとする多くの著書を持つ。
武田教授によれば、「禁煙すると肺がんになる」というデータがあるという。タバコを吸う人が2分の1になったというのに、肺がん患者は5倍に増えているというのだ。
そんな馬鹿な、と誰もが思うだろう。それが本当なのかどうか気になるならば、10月31日に竹書房から発売となった武田教授の著書
『早死にしたくなければ、タバコはやめないほうがいい(税込1260円)』を読んでみるいといいだろう。
衝撃的なタイトルのこの書籍では、「“タバコを吸うと肺がんになる”はウソ」「“受動喫煙は有害である”はウソ」など、科学的データを元にタバコの実害を検証している。
また、「禁煙運動を進めると官僚の天下り先が増える」「タバコは1日20本までなら健康に生きられる」など、
タバコを取り巻く社会、タバコと健康に付き合う方法なども解説。タバコの益と害について、
科学的なメスを入れるとともに、タバコの持つ、より深い文化とのつながりも述べている。ちなみに武田教授は本書でも述べているが、
決して読者にタバコを吸うことをおすすめしているのではない。数値などを根拠にした事実を説明しているのである。
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