即席ラーメン「マルちゃん正麺」、1年間で2億食販売の大ヒット
東洋水産は8日、昨年11月に発売した袋入り即席麺「マルちゃん正麺」が、
発売から1年間たつ今月5日に累計出荷数が2億食を突破したと発表した。
予想を上回る売れ行きで供給不足のため、約15億円を投資して製造ラインを増設する計画も明らかにした。
「マルちゃん正麺」は、生麺を一度ほぐして乾燥させる新技術を採用。
乾燥麺でありながら生麺に近い新食感が人気となり、発売約7カ月後の今年6月に年間販売目標の1億食を達成した。
8日、都内で会見した同社の小畑一雄社長は「商品の品質を評価いただけたことに加えて節約志向が追い風となっている」と好調の理由を分析した。
現在2つの製造ラインで生産しているが供給体制が不十分で、
早ければ年末にも新規ラインの設置に着工する。来年11月までの1年間で3億食の販売を目指す。
袋入り即席麺はカップ麺の台頭で長らく市場が停滞してきたが、
競合の日清食品も生麺食感を再現した「日清ラ王 袋麺」を8月に発売しており、活性化が見込まれている。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121108/biz12110818270027-n1.htm