<PLO幹部殺害>イスラエル紙「軍とモサドによる暗殺」
毎日新聞 11月2日(金)20時39分配信
【カイロ前田英司】チュニジアの首都チュニスで88年4月、パレスチナ解放機構(PLO)の最高幹部が自宅で殺害された事件について、イスラエル紙イディオト・
アハロノトは1日、イスラエル軍特殊部隊と情報機関モサドによる暗殺作戦だったと報じた。地中海からチュニスに潜入した特殊部隊メンバーが女装して幹部宅に近づき、
チョコレートの箱に隠した銃で護衛を殺害したうえで幹部暗殺を遂行したという。
イスラエル軍は安全保障上の情報を厳しく検閲するため詳細は通常、明らかにならない。地元紙は12年前に暗殺作戦を遂行した元特殊部隊メンバーの証言を
得ていたが、今回、軍と事前協議の末にようやく記事化を許可されたという。イスラエルはこれまで幹部暗殺に沈黙を守ってきたが、報道の解禁で関与を認めた形だ。
殺害されたのは当時PLOナンバー2だったアブ・ジハード副司令官(本名ハリル・ワジル)。故アラファト前議長の側近として解放闘争を指揮し、対イスラエルの
テロを首謀、87年勃発の反イスラエル抵抗闘争(第1次インティファーダ)も主導した。
報道によると、26人の特殊部隊員が地中海からゴムボートでチュニスに上陸。女装して、消音装置付きの銃をチョコレートの箱に隠し持った先遣隊が副司令官宅に
近づき、道を尋ねるふりをして護衛を殺害。これを合図に、覆面姿の後続部隊が邸内に突入して副司令官を銃殺したという。この作戦には当時、軍高官だったバラク
国防相やヤアロン戦略担当相も関与したとされる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121102-00000073-mai-int 依頼
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news/1351775121/146