「番組開始前から、大物同士の初コンビのわりには話題にならなかったことで、
関係者も期待より不安を抱えていた」(テレビ雑誌記者)
ビートたけしと、とんねるずの石橋貴明が初タッグを組んだ「日曜ゴールデンで
何やってんだテレビ」(TBS系)。
鳴り物入りで始まったが、初回視聴率は8.8%と2桁を割り込み、惨敗を喫してしまった。
「裏番組で日テレの巨人・中日CS第5戦が盛り上がったという仕方がない面はありますが、
フジの“タカアンドトシ”のバラエティーにも、ほぼダブルスコアで負けてしまった」(放送記者)
実際に見た一般視聴者からも「石橋がたけしにやたらと媚びる姿が不快」
「2人の楽屋話がくだらなくてつまらない」「たけしの映画が面白かったといった番組と直接関係
ないテロップや、コントみたいに作られた笑い声の演出が邪魔」などといった批判が続出したという。
そもそも「共演が少なく“不仲”説があった2人」(お笑い関係者)をなぜ共演させたのか。
「今のお笑い番組は同じような芸人で同じような内容のものばかりでマンネリ化しています。
そこで起爆剤として、TBSが視聴率男のたけしにあえて石橋との共演を持ちかけたと聞いて
います」(別の放送記者)
こうしたTBSの思惑とともに、2人の“台所事情”も絡んでいるという。
「65歳にしてこれで9本目のレギュラーを持つたけしですが、軍団の“殿”としてまだ事務所を
支えなければならないし、映画監督として次なる映画の資金を稼ぎ出す必要もある。
さらに、たけしには関西芸人に独占されているお笑い番組を東京芸人で巻き返したいという
“芸人魂”も残っている」(芸能関係者)
石橋のほうはもっと切羽詰まったものだという。
「木梨(憲武)とのコンビもマンネリ。石橋個人でメインを張るだけの人気もない。
天狗でいられる時代は終わったが、たけしの相手役なら51歳になった石橋のプライドも保てる」
(テレビ関係者)
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/1979