家具大手オリバーの元部長、3億円の架空取引
業務用家具製造・販売大手のオリバー(愛知県岡崎市)は30日、営業を担当していた50代の元部長が、複数の取引先との架空取引を計上していたと発表した。
金額は約3億円にのぼるという。元部長とは連絡が取れなくなっており、背任などの疑いで刑事告訴をする可能性もあるという。
架空取引は、取引先の指摘で9月に発覚した。社内で調査委員会を設け、元部長の関わった取引を調べたところ、売買の履歴がありながら製品の納入実績がない
取引が、過去約半年の間に3億2100万円あったという。
オリバーは今後、弁護士や公認会計士による外部の調査委員会を設け、元部長が取引のなかで不正に金銭を得ていたかどうかも含めて実態を調べるという。
http://www.asahi.com/national/update/1030/NGY201210300007.html