6億円強奪事件、捜査終結 3億6千万円不明のまま
東京都立川市の警備会社で昨年5月に現金約6億円が強奪された事件で、東京地検立川支部は18日、
建築業西沢健司容疑者(44)を盗品等保管などの罪で起訴した。
警視庁は主犯格とみて強盗傷害容疑で逮捕したが、地検は同容疑での証拠は十分でないと判断した。
関与が疑われる23人すべてが起訴され、奪われた金のうち約3億6千万円が不明のまま捜査が終結した。
警視庁は、西沢容疑者が元暴力団組員小沢秀人被告(43)=一、二審懲役20年判決=らと犯行計画を決めたとみていたが、
西沢容疑者は「金の仕分けを手伝っただけだ」と説明。
行方がわからない金に関する供述も得られなかった。
起訴状によると、西沢容疑者は昨年5月18日、小沢被告に頼まれ、
約1億3千万円を八王子市内の資材置き場に保管するなどしたとされる。
http://www.asahi.com/national/update/1018/TKY201210180594.html