現地時間7日に行なわれたイングランド・プレミアリーグの試合で、ニューカッスルに敵地で3対0と快勝したマンチェスターU。
アレックス・ファーガソン監督はこの試合、従来とは違い中盤をダイヤモンド型にするシステムで試合に臨んだが、この新システムに手応えを感じているようだ。ロイター通信が報じている。
長年、両サイドにウイングタイプの選手を置く4-4-2を基本布陣として戦ってきたマンU。だが、ファーガソン監督はこの日のニューカッスル戦で、MFマイケル・キャリックを中盤の底に置き、香川真司を右、トム・クレヴァリーを左に配置。
トップ下にはウェイン・ルーニーが入るダイヤモンド型の中盤を組み、FWロビン・ファン・ペルシとダニー・ウェルベックが2トップを組んだ。
この新布陣の効果もあってかマンUは序盤からパスをつないでゴールに迫る形が見え、前半のうちにセットプレーで2点を連取。後半に入りニューカッスルに押し込まれる場面もあったものの、クレヴァリーのゴールでさらに1点を加え、3対0で勝利した。
ファーガソン監督試合後、『スカイ・スポーツ』に対し、「ミッドウィークのチャンピオンズリーグでCFRクルージ(ルーマニア)に2対1と勝利した試合や、ニューカッスルを下した先月(27日)のリーグカップで、我々はこの形を試した」とコメント。
「この布陣は異なる選択肢を与えてくれる。我々はサイドの選手を使うことで知られるが、クルージ戦ではまずまずの力を持つ相手にもいいプレーをしていたから、このシステムでどこまでやれるか見てみたかった」と、
ダイヤモンド型を引き続き採用した理由を説明した。
同監督はこの日のプレーを「今季のベストパフォーマンス」と評し、「素晴らしい結果だね。とてもパワフルでアグレッシブなニューカッスルとの試合では、優れたパフォーマンスをして、
試合をコントロールしなければいけないからね。ほとんどの時間でそれができていたし、我々はいいサッカーを見せていた」と、選手たちのプレーぶりを称えている。
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