[東京 5日 ロイター] 2012年 10月 5日 15:42 JST
証券取引等監視委員会は5日、虚偽の運用実績に基づいて顧客を勧誘する金融商品取引法違反(契約の偽計)をしていたAIJ投資顧問
に対する調査を終結した。
半年近くにわたる調査では9件の基金を対象にした契約の偽計を告発し、その購入金額の総額は約102億円となった。
監視委は同日、長野市と札幌市の2基金に対する偽計でAIJの浅川和彦社長らを告発した。2基金による購入額計25億円。同事件に関連した契約の偽計に基づく
告発は4回目となった。
監視委幹部は、一連の調査を振り返り「被害者が多く、悪質な事件だった。通常以上の陣容で、全力を挙げ責任追及に取り組んだ」と総括した。
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK052377920121005