北朝鮮「心を入れ替えます。皆よろしくね。」→その場で米国批判
北朝鮮のパク・ギルヨン外務次官は1日、国連総会で演説し、「過去にとらわれない外交関係を各国と作る」
と述べ、キム・ジョンウン体制の下で新たな外交政策を進めることを強調しましたが、
アメリカに対しては北朝鮮への敵対政策をやめるべきだとの従来の主張を繰り返しました。
演説で、パク外務次官はまず、
「去年、偉大なる指導者、キム・ジョンイル将軍の逝去の際、各国からいただいた弔意に深く感謝したい」
とあいさつしたあと、
「キム・ジョンウン軍最高司令官は、過去にとらわれず、友好的な国々との関係を築くという新たな時代の扉を開けた」
と述べ、新たな外交政策を進めることを強調しました
しかし、パク次官は、アメリカに対しては、ことし4月、北朝鮮が人工衛星の打ち上げと称する弾道ミサイルの打ち上げに失敗した際、
国連安全保障理事会が北朝鮮の非難声明を出したことを、
「アメリカによる強制だ」と非難したほか、
「朝鮮半島に平和をもたらす唯一の方法は、アメリカの北朝鮮への敵視政策を終わらせることだ」
と、従来の主張を繰り返しました。
また、今回の演説で、パク外務次官は韓国の
イ・ミョンバク政権に対しても、「南北関係を最悪の状態に陥めた」と批判しましたが、
野田総理大臣が先週の国連総会の演説で、北朝鮮を核や拉致の問題で名指しで非難した日本については
言及がありませんでした。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121002/k10015445411000.html