フレスコ画を台無しにした婆さん。著作権を主張し始める。修復ではなく創作物だった模様
キリストを描いた19世紀のフレスコ画を近所の女性が無断で修復して、サルのようになってしまったという事件が8月に話題になりました。
このフレスコ画をめぐって女性が訴訟の準備をしていると報じられています。
フレスコ画はスペインの北東部にあるボルハの教会の壁に描かれたもの。8月中旬に、近くに住むセシリア・ヒメネスさんによる
「修復」で、元の絵とは似ても似つかぬものになってしまいました。この出来事にショックを受けた人がいた一方で、この絵はネットで
反響を呼び、コラ画像が多数作られるなどの人気ぶりに。この絵を見るために教会を訪れる人も増えたそうです。
教会は9月15日から入場料を取るようになり、4日間で2万ユーロを得たとか。ヒメネスさんと家族はその収入から著作権料を受け取
る権利があると主張し、弁護士を雇って訴訟の準備をしていると地元メディアは報じています。これに対して、ネットでは協会側は
フレスコ画を台無しにした損害賠償を求めて反訴するべきといった批判的な声も上がっていますが、「ヒメネスさんの修復がなけれ
ば有名にならなかった」という意見もあり賛否両論です。
教会が入場料で得た収益は絵を元に戻すのに使われる可能性もあるそうですが、原画を元に戻さないよう要請する署名活動も
行われていて、2万人を超える賛同を集めています。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1209/21/news131.html