野田内閣「30年代原発ゼロと言ったな、あれは嘘だ」 エネルギー戦略閣議決定せず
政府は19日午前の閣議で、2030年代の原発稼働ゼロを目指す「革新的
エネルギー・環境戦略」を参考文書として扱い、閣議決定は事実上見送った。
原発ゼロに反対する経済界や米国、原発を抱える自治体の意向に配慮した。
新エネ戦略を踏まえエネルギー政策を遂行していくことは閣議決定した。
新エネ戦略が参考文書にとどまることで、「原発ゼロ」方針が骨抜きになる恐れもある。
戦略決定をめぐっては、経済界などが強く反発。18日の国家戦略会議でも
民間議員から反対意見が出され、承認を見送っていた。
戦略は、原発について(1)40年運転制限の厳格適用(2)原子力規制委員会の
安全確認を得たもののみ再稼働(3)原発の新増設はしない―の3原則を掲げ、
「30年代に原発稼働ゼロを可能とするよう、あらゆる政策資源を投入する」としている。
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_514623