「道義的責任感じる」 自民党道議の母親、当選後も生活保護を受給
札幌市厚別区選出の花崎勝道議(59)(自民党・道民会議)の母親(81)が今年8月まで、生活保護を受給していたことが20日、わかった。
花崎道議は記者会見で「議員として道義的責任がある。本当に申し訳ない」と陳謝し、昨年5月以降の受給分を返納する。
自民党道連は18日付で、花崎道議を役職停止処分とした。
花崎道議によると、母親は江別市在住。数年前から毎月、約6万5000円の生活保護費を受け取っていた。
花崎道議は昨年4月に初当選した後、仕送りするので受給をやめるよう母親に伝えたが、受給が続いており、自民党などに投書があった。
母親は20日に返納に向けた手続きを行ったという。
道議の報酬は期末手当を含めて年約1400万円。花崎道議は「血税で報酬をもらっている立場として、道義的、社会的な責任を感じている」と
している。民法では、親子など血縁が近い親族は相互扶養の義務があり、生活保護法では、扶養義務が保護に優先すると定められている。
(2012年9月20日17時33分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120920-OYT1T00780.htm