o(´□`o)ぽんぽん!  スレ立て依頼所  o(´□`o)ぽんぽん!

このエントリーをはてなブックマークに追加
162 チーター(大阪府)
「たかが電気」坂本龍一がほんとうにいいたかったこと

ほんとうに言いたかったことは
http://hinohara.iza.ne.jp/blog/entry/2864837/

ぼくがなぜ「たかが電気」と言ったか。「たかが」という単語にひっかかって、感情的に反応している人が多かったようですが、
ぼくは人間の生命、健康、生活と対比させて、電気を「たかが」と言ったのです。つまり命と電気と、どちらが大切か、と問うたのです。
そう聞かれて、ほとんどの方は「命」と答えるのではないでしょうか。

人は水がなければ生きていけません。一方電気は、それ自体というよりも、そこから得られる動力、熱、光などをわれわれの生活のなかに
いかしているに過ぎません。もちろんぼくもそのような電気の恩恵にあずかっていますし、それを否定したことはありません。
しかしその利便性のために、なぜ?万人もの方が依然避難し、故郷、家、職を失い、家族ばらばらになったうえ、これから長い間、
健康被害におびえながら暮らさなければいけないのでしょうか?

原発はエネルギー問題という言い方がなされますが、常々ぼくは違和感を覚えていました。というのは、日本国の最終エネルギー消費の
なかの電力の占める割合は24%(2010年度、資源エネルギー庁)、大震災前の原子力による発電はそのなかの25.9%ですから、
原発は全体の6%に過ぎないからです。(続く)
163 チーター(大阪府):2012/09/20(木) 14:48:32.61 ID:uI6oyEGE0
>>162
(続き)


真のエネルギー問題は6%の原発の問題ではなく、94%の方なのです。地域の気候・風土に合った各種の再生可能エネルギーを組み合わせ、
それをスマートグリッド(次世代送電網)により融通し合う構想は既に常識だと思いますが、さらに電気だけではなく各種エネルギーを効率的に
組み合わせ、ネットワークを形成する仕組みこそ待望されます。

そして天然ガスや燃料電池の普及は追い風になります。現在の経済や生活水準を維持しながら、日本を、さらには地球共同体を
どう低炭素社会にもっていくか、これこそ真の課題のはずです。

原発はその事故処理、補償、除染、さらには廃炉というハードルなど大きなマイナスを作り上げてしまいました。これらはどうしても放り出すことが
できませんし、日本の経済に突き刺さった「棘(とげ)」だということは、日本人全員が覚悟しなければなりません。原発がなければ経済が
成り立たないのではなく、原発があるから経済が成り立たないのです。

美しい日本の国土、さらには地球環境を汚し、人類の未来である子供たちの命を危険にさらす原発は、許容することはできません。(おわり)