サムスンが水事業に参入 東レ/日東/旭化成等を潰す為に日本人技術者を引き抜き韓国政府が2400億円投入

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1 縞三毛(福岡県)

「水処理膜」分野への参入で日本を脅かすサムスン韓国の「サムスングループ」が、水ビジネスに参入する。

水ビジネスは、大きく2つに分けることができる。1つは、海水や工場排水をきれいな淡水に浄水する技術。
もう1つは、浄化した水を工場や家庭に送り届ける水道インフラ技術だ。

今回サムスンが参入するのは、浄水分野に欠かせない「ろ過膜」。
ろ過膜の世界シェアは、東レ、日東電工、旭化成などの日本企業が世界の49%を止め、大きくリードしている。

現日本企業は1960年代から「ろ過膜」分野に取り組み、長年の研究の結果、現在の地位を築いた。
対するサムスンは、韓国南部のヨスに水処理膜の工場を建設。来年4月から製品供給を開始する。
サムスンは、水処理の事業化をわずか3年で実現した。この驚くべき参入スピードを見るだけでも、韓国の並々ならぬ意欲が感じられる。
日本企業とサムスンの競争は、エレクトロニクス分野だけでなく水ビジネス分野でも熾烈を極めるものとなりそうだ。

まず1つめは、「開発メンバー」だ。今回のスピーディな事業展開を可能にしたのは、世界各国からのヘッドハンティングよる人材戦略が成功したからだ。
サムスンは米ゼネラル・エレクトリック、ドイツのシーメンス、そして日本の大手メーカーから処理膜の技術者を引きぬき、短期間での製品化を実現させた。
2つ目は、「低コスト」の強みだ。開発期間が短いため研究費も少なく、その分低価格で提供できる。
また製造費も日本とは比べものにならない低コストで賄えることに加え、ウォン安の恩恵を受けて輸出においても有利だ。
そして3つ目となる国を挙げての「徹底支援政策」が、今回のサムスン参入を強く後押ししている。

国を挙げて世界トップを目指す韓国韓国政府は水ビジネスでの世界的な躍進を目指しており、2006年に海水淡水化研究に関する
「SEAHEROプロジェクト」を立ち上げ、2007年に「水産業育成5カ年細部推進計画」を発表した。
韓国は日本円で約2400億円を投入し、世界の水処理関連企業のトップに躍り出ようとしている。

GDPのおよそ半分を輸出に頼る韓国は、外貨を稼ぎ出す基軸産業の育成なしには国の発展が望めない。
http://news.mynavi.jp/c_cobs/news/eyenews/2012/09/post-283.html