市「ご当地キャラのナンバー作ったよ、通常版は廃止」女「カワイイ!」男「ふざけんな」
ご当地キャラナンバー、男性に不評で通常型復活
かわいすぎて似合わない!? ミニバイクなどのナンバープレートに姫路市のイメージキャラクター「しろまるひめ」をあしらった「ご当地ナンバープレート」を導入している市は14日、「しろまるひめ」なしの通常タイプを11月15日から復活させる、と発表した。
ご当地ナンバーがある多くの自治体では、通常タイプと併用しているが、姫路市では選択できず、男性から「普通のはないのか」など苦情が相次いだためだ。発行当初は行列ができる人気だったが、しろまるひめの「かわいらしさ」がアダとなった格好だ。
ご当地ナンバープレートの導入は、地元に親しみを持ってもらい、しろまるひめを多くの人にPRするのが目的。排気量125cc以下の二輪を対象に昨年9月に運用を始め、同時に通常タイプは廃止した。
色は排気量に合わせてピンク、白、黄色の3色あり、ナンバー横に桜の花飾りを着けたしろまるひめのイラストを配している。
市主税課によると、しろまるひめのプレート発行数は8月末までの1年間で約5800件で、当初は窓口に女性らが行列をなすほど人気を集めた。
だが、バイク好きの男性を中心に「かわいらしすぎる」「自分のバイクに似合わない」などの理由から通常タイプを求める声が30件以上寄せられた。
このため、市は8月、94自治体の運用状況を調べたが、約7割の66自治体が通常タイプとの選択式を採用していることが分かり、運用の変更を決めたという。
交換されるプレートは廃棄処分されるため、市税務部の丹下茂人部長は「当初から通常タイプも併用させるべきだったかもしれない。こだわり派の多様なニーズを読み切れなかった」と釈明している。
交換は無料だが、番号は変更されるという。(長野祐気)
問い合わせは同課(079・221・2257)へ。
(2012年9月17日09時00分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120915-OYT1T00823.htm