飛行中の機内で客室乗務員を盗撮した疑いで、会社社長の男が逮捕された。
この犯罪を摘発するのは極めて異例で、その背景には多くの泣き寝入りの実態があった。
高度3万7,000フィートを飛行中の航空機の中で起きた卑劣な犯罪は、異例の逮捕劇に発展した。
10日、日本航空の高松発羽田行きの便が兵庫県上空を飛行中、香川・高松市の会社社長の34歳の男が、
27歳の客室乗務員の女性のスカートの中を盗撮した疑いで逮捕された。
男がボールペン型のカメラを使って、客室乗務員の女性の後方から、スカートの中を撮影していたの
を、後ろに座っていた乗客が目撃していたという。
男は「女性の制服姿が好き」などという趣旨の供述をし、容疑を認めているという。
実は、飛行中の機内での盗撮行為による逮捕は、今回が初めてとみられる。
盗撮などを取り締まる迷惑防止条例は、各都道府県で風紀を取り締まるための条例となっている。
そのため、これまでは機体が空港で地上にいる時は条例が適用され、機内で逮捕することができたが、
飛行中は難しかった。
元東京地検特捜部の若狭 勝弁護士は「(飛行中の機内の犯罪は)行われた場所が、どこだったか特定
しづらい。どこの県の条例が適用になるかということで、(立件の)難しさがともなってくると。事実上
見過ごされて、いわばそれが放置されてきている」と話した。
インターネットで検索してみると、「CA盗撮画像」といったタイトルがずらりと出てきた。
ページを開いてみると、客室乗務員の足元をのぞき込んだような画像など、数え切れないくらいの
盗撮画像が紹介されていた。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00231381.html