キュロットスカート盗撮の華井俊樹裁判官(27)、弾劾裁判へ

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 大阪区検は10日、電車で女性の下着を盗撮したとして大阪府迷惑防止条例違反の罪で、大阪地裁
の華井俊樹裁判官(27)=同府枚方市=を略式起訴した。大阪簡裁は同日、罰金50万円の略式
命令を出した。

 大阪高裁の佐々木茂美長官は同日、「裁判官としての威信を著しく失う非行で、罷免事由に当たる」と
最高裁に報告。最高裁は今後、裁判官弾劾法に基づき、国会の裁判官訴追委員会に罷免の訴追
請求をする見通し。弾劾裁判で罷免判決を受ければ、部下の女性にストーカー行為をした2008年の
宇都宮地裁判事以来、7人目となる。

 起訴状によると、8月29日朝、通勤中だった京阪線の電車内で、女性のキュロットスカートの中を
スマートフォン(多機能携帯電話)で動画撮影した、とされる。

 華井裁判官はこれまでの調べに「どんな下着をはいているか知りたかった」と供述。今年の春ごろ
から盗撮を始めたと話しており、携帯電話に女性の下着が写った動画が十数件記録されていた。

 華井裁判官は09年9月、司法試験に合格し、昨年1月から大阪地裁判事補。岐阜県出身。昨年
10月、絞首刑を合憲と判断し被告に死刑を言い渡した大阪のパチンコ店放火殺人事件の裁判員
裁判判決に、裁判官の一人として関わった。

 大阪地裁の二本松利忠所長は「法令順守の意識を高めるよう職員を指導していきたい」とコメント
した。
[ 2012年9月10日 19:38 ]

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/09/10/kiji/K20120910004088050.html