http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD29030_Z20C12A8EB2000/ ドコモ通信障害、原因はNTTコムの設備不具合
2012/8/29 12:09追加
NTTドコモは29日、今月13〜15日に海外から日本への携帯電話の通話やメールがしにくくなった通信障害は、通信
を中継するNTTコミュニケーションズの設備の不具合が原因だったと発表した。設備を更新した際に通信用回線の容
量を誤って少なく設定したため通じにくくなったという。
海外から日本にドコモの携帯電話を使って通信する場合、主にNTTコムの中継装置を経由してドコモの国内の回線
につなぐ。NTTコムによると、3月に中継装置を新型に切り替えた際に、通信容量を誤って本来の半分に設定してしま
ったという。
8月は海外旅行の増加などでローミングが増えるため、本来の半分程度の回線の容量では間に合わなくなり、電話
やメールが使いにくくなった。
NTTコムは中継装置の設定を既に見直したほか、容量が大きい別の中継器に切り替える方針だ。また、ドコモはNTT
コムと定期的に通信障害に関する研究会を開催するなどして、再発防止につなげる。