スレタイ
シャープ、アクオスの成功で散々調子こいてた事が判明
内容
ソニーの元役員は振り返る。「06年以前にシャープと液晶事業の合弁交渉をしていた。
当時、片山さん(シャープ前社長)を訪ねると、『どこの誰だ?』といった態度でげんなりした」。
自社工場を持たなかったソニーに対し、交渉はシャープ優位で進み、嫌気の差したソニーはサムスンと合弁会社を設立した。
提携後もシャープはソニーを大事にしなかったようだ。堺が稼働した直後の09年秋、
国内ではエコポイント制度導入で液晶テレビが売れに売れた。
そんな中、シャープはアクオス用のパネル生産を優先し、納入遅延をたびたび起こした。
当然、ソニーは態度を硬化。ソニーのパネル購入量は大きく増えることがないまま、現在はほとんど取引がない。
■一時の成功に酔い味方作りに失敗
東芝などほかの有力顧客に対しても、液晶パネルの需給が逼迫していたとき、シャープは納入遅延を起こした。
需給緩和されると顧客の多くはシャープの元を去った。堺工場外販は年ごとに減少。12年3月期の堺の外販比率は約1割しかない。
好調時の振る舞いがあだになった──というのは言いすぎだろうか。銀行との関係でも同じ構図が見て取れる。
00年代、有利子負債を膨らませたが、高い信用力をバックに直接金融で多くを賄ってきた。
直接金融の手段であるコマーシャルペーパーへの依存が今、シャープを苦しめている。
銀行首脳のシャープに対する姿勢はどことなくよそよそしい。
シャープはどこで間違えたのか、栄光と挫折の10年――好調時の振る舞いがアダに
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20120904-00000002-toyo-nb