いわきでアワビの密漁
福島海上保安部は3日、アワビを密漁したとして、福島県いわき市江名、自称会社員芳賀孝吉容疑者(60)を、漁業法違反と県漁業調整規則違反の疑いで地検いわき支部に書類送検した。
発表によると、芳賀容疑者は漁業権や入漁権がないのに、8月24日午後4時頃、同市江名漁港北側の入り江で、アワビ82個(約9・5キロ)を捕った疑い。
そのうち49個は県条例で採取を禁じられた殻長9・5センチ以下だった。パトロール中の保安官が密漁を発見し、現行犯逮捕した。
同市沖のウニ、アワビ漁は原発事故後、県の調査でウニから国の規制値(1キロ・グラム当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出され、漁を自粛している。
(2012年9月4日18時58分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120903-OYT1T01329.htm