県内で働く人が受け取る最低賃金について長野労働局の審議会は、昨年度より6円引き上げて時給700円とするように答申しました。最低賃金は企業が従業員に最低限支払わなければならない賃金で毎年、国の中央最低賃金審議会が目安を示した上で、それを参考に都道府県ご
とに決められます。
長野県の最低賃金についてはことし7月、国の審議会が引き上げ額を4円とする目安を示していて、8月、開かれた長野地方最低賃金審議会では現在の額から6円引き上げて最低賃金を700円とする答申をまとめました。
審議会で経営者側は経営は厳しく、4円が妥当だと主張したのに対し、労働側はことしの春闘で妥結された、ベースアップと照らし合わせ、12円は引き上げるべきと主張したということです。
最低賃金の引き上げは9年連続で、700円台になったのは最低賃金法が施行された昭和34年以来初めてです。
新しい最低賃金は10月から適用されます。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/1014689441.html