宇宙旅行が1600万円！　民間宇宙船『スペースシップ2』が"格安"なワケ

国際宇宙ステーションに滞在中の日本人宇宙飛行士・星出彰彦さんが、３０日、初めての
船外活動を行なう様子が大々的に報道された。「はやぶさ」帰還から２年あまり、日本の
「宇宙ブーム」は、まだまだ収まる気配を見せない。

そんななか、ついに一般人も宇宙に行ける時代が目の前まで迫ってきた。４分間の無重力
体験を含む“格安民間宇宙旅行”が、順調にいけば来年にもスタートするというのだ。

主催は、イギリスのヴァージン・ギャラクティック社。世界初の民間宇宙ロケット
「スペースシップ２」（以下、ＳＳ２）はアメリカ・ニューメキシコ州に完成した
「スペースポート・アメリカ」を母港とし、年内にも宇宙空間でのテスト飛行が実施
される予定だ。

７月上旬、五輪開幕を間近に控えて盛り上がるイギリス・ロンドン郊外で、世界最大級の
航空ショーである「ファーンボロー国際航空ショー」が開催された。その目玉として特別
展示・公開されたのが、ＳＳ２だ。

ＳＳ２最大の特徴は、フェザリングシステムと呼ばれる可変式の尾翼だ。この尾翼を空に
向かって突き上げた姿は、まるでドアを上に突き上げたランボルギーニ・カウンタック。
サイドシルエットはスペースシャトルとやや似ているが、フロントビューは圧倒的にスリムだ。

機体自体の大きさが小型ジェット機以下なら、「ＲＭ２」と呼ばれるハイブリッドロケット
エンジンのノズルも拍子抜けするほど小型。しかし、これで点火から３０秒以内にＳＳ２を
マッハ３まで加速させるというのだから、見かけによらない実力だ。

これら以外でも、ＳＳ２の設計はこれまでの宇宙船の常識を覆している。例えば、今回の
展示では残念ながら一般公開されなかったコックピット部。取材に同行した元ＮＡＳＡ
技術系職員のＡ氏から見せられた写真では、コックピット内の計器が驚くほど少ない。
スペースシャトルがジャンボジェットなら、ＳＳ２はまるでエンジン付きグライダーといえる。

乗降用のハッチが、大気圏突入時に最も高温になる機体底部にあるのも異例中の異例。
これは、１６００度まで耐えられるカーボンコンポジットを機体に使用していればこそ。
機体内部の広さも驚きで、マーキュリーから始まる歴代宇宙船の船室と比べてもケタ違い。
これなら、無重力状態での浮遊感も味わい放題だ。

天井一面に設けられた展望窓も、国家が開発したロケットではあり得ない民間ビジネス
ならではの発想だし、機体補強用のクロスメンバーや貫通材がないのも新鮮。飛行の際は
乗員の安全を守るため、この機体の中にＦ１カーのコックピットにも使われるカーボン
コンポジット製の巨大なエッグシェルが組み込まれる。今までのロケットが木造住宅とすると、
ＳＳ２はプレハブのカプセル住宅のようだ。

こうしたハイテクによって徹底的な軽量化がなされ、従来はひとり数十億円ともいわれて
いた宇宙旅行が、ＳＳ２ではひとり２０万ドル（約１６００万円）という格安価格で可能に
なったのだという。十分高額といえるが、一生の目標だと思えば到達できない金額ではない。
宇宙旅行は、もう夢の話ではなくなったのだ。

●参考/「スペースシップ２」
http://www.sorae.jp/newsimg10/1012ss2.jpg
http://www.sorae.jp/newsimg10/1012wk2.jpg

◎http://wpb.shueisha.co.jp/2012/09/01/13783/

(´･ω･`)ホリエモンが出所したら行きそうなのです

ほほう
お求め易いお値段だ

でも、宇宙開発進んでないから｢地球きれい｣だけになるよなー

どうせ、ブラジルより近い宇宙なんだろ

>飛行軌道の遠地点はおよそ高度110 km （68マイル）の熱圏内である
高度100kmから宇宙だから一応は宇宙旅行なのか
ディズニーランドの門まで行って「TDL行ってきた」みたいなw
因みにISS国際宇宙ステーションが回ってるのは高度400km

スペースシップの尾翼はバトミントンのシャトルから発想したんだよな
これの設計者は天才だ

半額で片道だけ行って地上にダイブしたい