石油コンビナート災害を想定した防災訓練が29日、秋田市寺内の出光興産秋田油槽所と昭友秋田共同油槽所で行われた。石油関連業者や県、
消防など13機関から約70人が参加、地震による火災と油流出への対応を確認した。
県石油コンビナート等特別防災区域協議会などの主催で38回目。行政と事業者で、防災技術の向上を図るのが狙い。今回は秋田沖を震源とする
震度6強の地震が発生したとの想定で、陸上と秋田運河の2会場で実施した。
陸上では、地震によりタンクの配油管から軽油が漏れ火災が発生したと想定。火災を確認した社員が119番、はしご車や高所放水車7台が駆け付け、
タンクに向かって勢いよく放水した。
秋田運河ではタンカーへの軽油の移し替え作業中、約600リットルが流出したとして訓練。オイルフェンスを張って油の拡散を防いだ後、
長い柄が付いたひしゃくや、吸着マットで回収した。
http://www.sakigake.jp/p/akita/national.jsp?kc=20120829m