依頼125
阪神大震災(95年)のがれき処理に携わった兵庫県明石市の40歳代の男性職員が、中皮腫を発症したのはがれき
のアスベスト(石綿)が原因だとして、地方公務員災害補償基金兵庫県支部に公務災害認定を請求した。市が17日、
発表した。同支部によると、震災がれきのアスベストを原因とした公務災害認定請求は初めてという。
市によると、職員は震災発生後の約3カ月間、家屋などの震災がれきを収集し、処分場に運ぶ作業などに携わった。
今年6月に悪性腹膜中皮腫と診断され、治療を受けている。市職員労働組合によると、職員がかつて住んだ場所や
勤務した事業所でアスベストにさらされた可能性は低いという。
市は震災後にがれき処理に従事した職員136人と、退職した職員84人を対象に検診をしている。【南良靖雄】
http://mainichi.jp/select/news/20120818k0000e040139000c.html