★早川「日韓に感謝したい」 銅獲得後の批判には葛藤も
団体で初の銅メダルを達成した女子アーチェリー。個人戦で2日に日本のエース、早川漣(れん)選手
(24)が対戦したのは、母国の奇甫倍選手(24)だった。韓国時代からよく知る同期の選手だ。
銅メダルをとった翌日。早川選手の表情が陰っていた。新海輝夫チームリーダーは、すぐ察しがついた。
日本のネット掲示板に自分への批判が書き込まれているのを、また、見てしまったのだ。「何のためメダルを
とったんだろうと、心が折れました」と早川選手。
韓国・全州出身。姉の浪(なみ)さん(27)を追うように日体大に入学。3年前に日本国籍を取り、女子
アーチェリーを引っ張る存在になった。
だが、日本に来たのも、国籍を変えたのも、もとはアーチェリーのためではなかった。家庭の都合が
あったし、韓国での厳しい選手生活に区切りをつけたかった。日本国籍の方が奨学金を借りやすいとも
聞いた。
http://www.asahi.com/sports/update/0802/TKY201208020773.html