依頼
東京エレクトロンは半導体洗浄装置の米国のFSIインターナショナル(ミネソタ州)を買収する。買収額は2億5250万ドル(約198億円)。
東京エレクトロンは塗布・現像装置では8割超の市場シェアを握るが、
洗浄装置では10%台半ばと見られている。買収をてこに世界首位の大日本スクリーン製造を追撃する。
買い付け価格は一株当たり6・20ドルで、8月10日のFSIの普通株式の終値に53・5%分のプレミアムを加える。2012年末までに完全子会社化する。
FSIは、ウエハーを一枚ずつ処理する枚葉式の洗浄装置を手がける。ナスダック上場で11年8月期の売上高は9690万ドル。従業員は約400人。
東京エレクトロンは今年、買収を活発化している。スイスの太陽電池パネル製造装置のエリコンソーラーを約225億円、
ウエハー加工装置の米ネックスシステムズ(マサチューセッツ州)を158億円で買収済み。
周辺領域の技術の取り込みを加速して、収益の拡大につなげる。
http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK201208150006.html