GHQが削除、未発表 小宮山量平さんの小説展示
08月15日(水)
小宮山さん(遺影)が執筆した未発表原稿(手前)と、原稿を削除後に発行された季刊雑誌「理論」創刊号(中央)
4月に95歳で亡くなった上田市の編集者・作家の小宮山量平さんによる未発表の長編小説「敗戦」の一部が、
小宮山さんの手掛けた本などを集めた「エディターズ・ミュージアム」(上田市天神)に展示されている。
兵役の体験を基に戦後間もなく書き上げ、自らが発刊した季刊雑誌「理論」の創刊号に掲載するはずだったが、
出版物を検閲していた連合国軍総司令部(GHQ)に削除されたという30ページ分。削除後に発行された創刊号
も並べている。
http://www.shinmai.co.jp/news/20120815/KT120814SJI090002000.php