レッドハットは7月31日、IaaS基盤「Red Hat CloudForms」の販売を開始すると発表した。ハイブリッド
クラウドを構築、管理するためのプラットフォームで、同社ではオープンなIaaS環境を構築できると強調している。
レッドハットは、CloudFormsを利用することで、オンプレミスに展開された複数の異なる仮想化やプライ
ベートクラウド、パブリッククラウドを統合し、オープンなハイブリッドクラウドを構築できるとしている。
また、既存インフラとの容易な統合を謳っているほか、ベンダロックインを避けることも可能だという。
対応するクラウド環境は、オンプレミスはRed Hat Enterprise Virtualization、VMware vSphere、パブリッ
ククラウドはAmazon EC2。
ユーザー部門はセルフサービスポータルを通じて、コンピューティング資源を容易に調達できる。そのため、
ビジネスニーズに迅速に対応することが可能だとしている。また、セルフサービス化はガバナンスの強化にも
つながるとしている。例えばIT部門がユーザーの要求に対応できない場合、ユーザーは自らパブリッククラウ
ドを利用するケースもあるため、IT部門が直接管理できない環境が発生することになる。同社では、CloudForms
を利用することで、ユーザーからの要求に迅速に対応できるとともに、利用状況の管理などの面でガバナンス
を強化できるとしている。
http://japan.zdnet.com/cloud/analysis/35019862/