パワースポット調査2位の恐山 住職はこの結果を明確に否定
http://www.news-postseven.com/archives/20120701_125246.html 【恐山を「パワーレス・スポット」という恐山菩提寺院代(住職代理)の南直哉さん】
http://www.news-postseven.com/picture/2012/06/minamijikisai.jpg 青森県の北東部、下北半島に位置する恐山。
ここは、高野山、比叡山と並ぶ日本三大霊山のひとつであり、死者への供養の場として知られる。
「恐山は怖いところだと思っている人が多いですが、初めて来た人は“懐かしくなるところですね”と声を揃えます」
こう語るのは恐山菩提寺の院代で、『恐山2 件 死者のいる場所』(新潮新書)の著者でもある南直哉さん。
182cmの長身で、全てを見透かすような鋭い眼光。
弁舌の切れから“恐山の論僧”の異名も持つ南さんにズバリ、恐山とは何かを訊いてきた。
恐山といえば、死者の言葉を伝える“口寄せ”を行うイタコを思い浮かべる人も多いだろう。
実際、参拝や観光ができる5〜10月の開山期間の問い合わせは約9割がイタコ絡みだというが、寺は取り次ぎをしない。
「イタコと恐山菩提寺には何の関係もありません。雇いも契約もありません。
イタコは個人のかたが家業でやっていて、大祭があると、いわば出張営業に来るわけです。
言葉は悪いが、縁日の出店みたいなもの。われわれは集まって来るものを拒まないだけなのです」(つづく)