「たまゆら」の2人に禁固刑

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<たまゆら火災>元理事長に禁錮2年6月を求刑
毎日新聞 7月18日(水)12時29分配信

「静養ホームたまゆら」の火災現場=群馬県渋川市で2009年3月20日、本社ヘリから丸山博撮影
http://amd.c.yimg.jp/im_siggZyB0UxIJRodle.yiGrwYuw---x450-y319-q90/amd/20120718-00000040-mai-000-3-view.jpg

 群馬県渋川市の高齢者施設「静養ホームたまゆら」で09年3月に入所者10人が死亡した火災で、業務上過失致死罪に問われた
元理事長、高桑五郎被告(87)と元施設長、久保トミ子被告(75)の論告求刑公判が18日、前橋地裁(半田靖史裁判長)であった。
検察側は高桑被告に禁錮2年6月、久保被告に禁錮1年6月を求刑した。

 論告によると、両被告は入所者の室内喫煙を黙認、夜間徘徊(はいかい)防止のため屋外出入り口を南京錠で施錠し、防火設備の
設置などを怠るなどして、火元直近の部屋で死亡した男性(当時55歳)を除く男女9人を一酸化炭素中毒などで死なせた、としている。

 検察側はこれまでの公判で「壁の一部がベニヤ板ではなく不燃材料だった場合、入所者の避難時間が稼げた」とする警察庁科学
警察研究所職員の証言などから、両被告の不適切な施設の管理運営を指摘。
一方、高桑被告側は「出火原因は不明で火災は予見できなかった」と反論。久保被告側も「施設長に任命されておらず管理責任を
負う立場にない」と主張。弁護側は8月9日の最終弁論で両被告の無罪を主張する方針。

 たまゆらを運営するNPO法人彩経会(10年3月解散)は有料老人ホームの届け出をしておらず、死亡した10人のうち7人は
生活保護受給者で、火災後、身寄りのない高齢者の処遇や無届け施設の問題が浮上した。【塩田彩、角田直哉】 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120718-00000040-mai-soci