控えめに堂々復活、再開望む声多く「ドラえもん電車」小田急が運行へ
http://news.kanaloco.jp/common/user/news/photo/1/120711/7_120114.jpeg 「ドラえもん電車」復活へ―。藤子・F・不二雄さんの人気キャラクターが車体を彩る小田急電鉄のラッピング電車が20日、運行を再開する。
昨年8月に華々しくデビュー。かわいらしい外観で幅広い世代から人気を集めたが、東京都の屋外広告物条例に抵触するとの指摘を受けて、
わずか2カ月で運行を取りやめた“幻の電車”だ。復活を求める多くの声に押され、キャラクターを小さくするなど
デザインを控えめにして、夏休みから再びファンの前に姿を現す。
新しい電車名は「小田急F―Train(エフトレイン)II」。20日から来年3月22日まで、小田急線全線でほぼ毎日運行する。
車体の外観には、水色や黄色、ピンクなど5色の背景にドラえもんやパーマンのほか、「キテレツ大百科」「エスパー魔美」など
藤子さんの人気キャラクターが描かれている。1編成(10両)で7種類のデザインが楽しめる。
ラッピング電車の運行がスタートしたのは昨年8月3日。ドラえもん電車を見るためにホームで待つ親子の姿も見られるなど、
人気を集めていた。
しかし、運行開始直後、東京都からラッピングが広告に当たり、
(1)許可申請していない(2)広告物の面積が基準(車体1面の10分の1以下)を超えている―との指摘を受けた。
このため、9月末に運行を休止。同社は「久しぶりに行う大規模なラッピング電車だったが、社内の担当が変わるなどして、
引き継ぎがうまくいかなかった。申請や大きさなどについて、認識が不足していた」と振り返る。
運行休止が決まってからは、「楽しみにしていたのに」「やめないで」など、復活を求める声が200件以上寄せられたという。
つづく