http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/tradition/CK2012070102000150.html 【伝統芸能】
「誰がそんなアホなことを」 米朝そっくり落語ロボ
2012年7月1日
人間国宝の上方落語家、桂米朝(86)の数え年での米寿を記念して八月一〜九日に大阪市北区梅田のブリーゼプラザ小ホールで
開催される「桂米朝展」に米朝のロボットが登場、落語を演じる。
ロボットは等身大で本人そっくりの「米朝アンドロイド」。約十年前の米朝の写真をもとに、大阪大の石黒浩教授らが制作。今月二十三日にお披露目される。
企画を聞いた米朝は「誰がそんなアホなこと考えたんや」と漏らしたそうだが、長男の桂米団治は「まばたきが自然で、顔の筋肉も動く」と出来栄えを評価。
弟子の桂ざこばも初めて目にして「そっくりやないか」と驚いたという。
八月一〜四、九日に隣のサンケイホールブリーゼで開かれる落語会では、一門の落語家が米朝ゆかりの演目などを口演し、米朝も弟子らとの座談会に出演予定。
米朝展は無料で午前十一〜午後八時(九日は午後五時)、落語会は有料。問い合わせはサンケイホールブリーゼ