さをり織り 大胆色遣い
2012年06月28日
さをり織りのタペストリーが天井からつるされている展示会場
知的障害者らが制作した「さをり織り」の作品や絵画などの展示会が、高松市のサンポート高松1階の
市民ギャラリーで開かれている。長さ2〜8メートルのタペストリーが天井からつるされ、来場者は、色彩が滝のように降り注ぐ展示作品に圧倒されていた。29日まで。
「とっておきの芸術祭」と題し、県内の障害者施設などが開いた。今年で15回目。さをり織りは、
高松市三谷町の施設「ミルキーウェイ」に通う知的障害者ら約20人が織り上げた。15万色以上ある
糸の中からそれぞれが色を選んで織り上げたという。さをり織りを使ったマフラーやコースターなどは、500〜5千円で販売もしている。
三豊市の主婦鴨田昭代さん(71)は「私も6年ほど前からさをり織りをしているが、自分にはなかなか出せない鮮やかな色遣い」と感心していた。
午前10時〜午後4時。入場無料。問い合わせは、「ミルキーウェイ」の佐藤さん(087・840・1600)へ。(林利香)
http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000001206280001