モバイル広告シェアでiPod TouchがiPadを上回る:米調査
モバイル広告インプレッションをめぐり昨年iOSとAndroidの間で主導権争いが繰り広げられた。その結果、
iOSがここ数カ月で大きくリードをとったことがわかった。モバイルマーケティング会社Veltiがこのほど発表したレポートで明らかになった。
Veltiのレポートによれば、モバイル広告インプレッションにおけるiOSのシェアは3月には53%で、4月には55%、
5月現在では59%へと上昇した。また、iPod Touchが好調で、全広告インプレッションの14.9%を占めた。
この数字は他のどのAndroid端末よりも大きいだけでなく、iPadをも上回る。
調査のiPadに関する部分をみると、Appleの新型iPadはiPad 2よりも成長スピードが遅い(少なくともモバイル広告に関しては)ようだ。
新型iPadの発売から3カ月近くが経過した調査時点では、iPad 2は全モバイル広告インプレッションの21%を占め、一方新型iPad
(番号が付いていないと区別しにくいね)は13%を占めるに過ぎない。
レポートはApple以外にも言及している。Veltiのモバイル決済プラットフォームZayPayでは、平均決済額が過去3カ月間で9%増加したという。
また、広告表示の75%はWi-Fi経由で、これはiPod Touchの接続手段がWi-Fiに限られることも影響している、との見方を示している。
アプリについては、教育に関するものが目下最も収益性が高く、平均eCPMは0.92ドルだという。
この調査は、広告提供対象アプリは3万3500以上になるというVeltiのMobclix Exchangeからのデータに基づいている。
http://jp.techcrunch.com/archives/20120612velti-mobile-ad-report-may/