神奈川黒岩知事と辻厚労副大臣が怒鳴り合い オウム菊地直子の件で
ヘルパーの本人確認めぐり、知事vs国
オウム真理教元信徒の菊地直子容疑者(40)が偽名でホームヘルパー2級を取得していた
問題で、黒岩祐治知事は14日、厚生労働省を訪れ、国が本人確認を制度化するよう直談判した。
国家資格ではないことを理由に「都道府県の判断で」とする国側との議論は1時間近くに及んだ。
対応した辻泰弘・厚労副大臣は「ヘルパーは資格でなく、研修の修了者。研修時の本人確認は
県が独自に行えばいい」と答えたという。黒岩知事は「広域的に仕事をするヘルパーも多く、県だけ
で対応できない。国全体で取り組まなければ介護保険制度の信頼が崩れてしまう」と反論。
一時は怒鳴り合いになったという。
申し入れは15分の予定が、50分に及び、最終的に「今後検討する」との回答を得たという。
黒岩知事は「これほど大きな声で反対されると思わなかった」と、興奮気味。国への要請と並行して、
各都道府県が本人確認をする仕組みづくりも、全国知事会で提案する方針という。
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