竜巻によって大きな被害を受けた茨城県つくば市の住宅で、ひもでつながれていた飼い犬が犬小屋
とともに姿が見えなくなっていましたが、8日、2日ぶりに無事に発見され、飼い主は元気な姿を見て喜びました。
行方が分からなくなっていたのは、つくば市北条の大関英也さんが3年前から飼っていた雑種でオスのワン太郎です。
ワン太郎は敷地内の建物にひもでつながれていましたが、6日の竜巻のあとはひもだけが残っていて飛ばされた
犬小屋とともに姿が見えなくなっていました。
もう戻って来ないのではないかとあきらめかけていた8日の昼前、大関さんの家からおよそ100メートル離れた
ところでよく似た犬が歩いているという連絡があり、妻の満里子さんが大急ぎで駆けつけて2日ぶりに保護しました。
ワン太郎はひもをつないでいた首輪の金具が壊れていましたがけがはなく、元気で早速大関さんの孫とじゃれあって
遊んでいました。
満里子さんは「竜巻で飛ばされてもう戻ってこないんじゃないかと本当に心配して孫はきのう泣いていました。
家も被害を受けましたが犬が戻ってきてくれてよかったです」と話していました。
また、大関さんの孫の隆司郎くん(11)は「大丈夫かなとすごく不安だったけどワン太郎にまた会えて
本当にうれしいです」と話していました。
5月9日 7時55分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120509/k10014984291000.html ワン太郎
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120509/K10049842911_1205090804_1205090808_01.jpg ※動画はリンク先ソースにて