京畿地方警察庁は23日、インターネットで違法な手段により収集した1175万人の個人情報を、
テレマーケティング業者に約5億3000万ウォン(約3800万円)で売ったとして、広告代理店の経営者
K容疑者(43)と、オンライン・ショッピングモールの元代表S容疑者(40)を書類送検した、と発表した。
また、この個人情報を保険会社に転売し、13億ウォン(約9200万円)の不正な利益を得たとして、
テレマーケティング業者のP容疑者(41)ら5人も書類送検した。
警察によると、K容疑者らは2006年5月から最近まで、オンライン・ショッピングモールやポータルサイト
などに懸賞キャンペーンの広告を掲載し、応募した会員795万人や一般会員380万人の氏名、住民
登録番号、連絡先などの個人情報を、本人の同意を得ずに、P容疑者などのテレマーケティング業者に
約5億3000万ウォンで売った疑いが持たれている。また、P容疑者らは、K容疑者らから買い取った個人
情報を保険会社2社に1件当たり2750−2970ウォン(約196−211円)で転売し、13億ウォン(45万件分)
の利益を得たという。
警察は、K容疑者らがオンライン・ショッピングモールやポータルサイト、オープンマーケット、ファイル共有
サイトなどに「○○保険会社との共同イベント」というタイトルで広告を掲載し、ノートパソコンなどの景品で
ユーザーの興味を引き、個人情報を入力するよう誘導した上で、本人の同意を得ず、個人情報を流出
させた、と説明した。
一方、テレマーケティング業者のP容疑者らは、流出した個人情報だということを隠すため、一部の会員に
電話をかけ「○○保険会社から電話をかけることに同意するか」と尋ね、同意した会員約45万人の個人
情報を保険会社に売ったという。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/04/24/2012042401092.html