国内スマホアプリ市場は139.9億円、前年比170%の急成長
しかし収益・認知に課題も
矢野経済研究所は27日、国内スマートフォンアプリ市場についての調査結果を発表した。
矢野経済研究所によると、2011年の国内のスマートフォンアプリ市場規模は82.2億円。デバイスの普及、通信インフラの整備、
アプリ内課金モデルの普及などが好材料となり、2012年には139.9億円(前年比170%)に急成長すると予測している。
しかし課題もある。BtoC向けアプリなどは1本当たりの販売単価、販売数の規模が小さいため、一部の大ヒットアプリを除けば売上高も
小規模になりやすい。そのため、多くのディベロッパーが収益性に問題を抱えている。また、アプリ流通数の増加により、ユーザーの認知が
困難になりつつあり、プロモーションに関する課題も顕在化している。
また、日本と中国のスマートフォンユーザーに、アプリ購入の際に参考にする情報を聞いたところ、日本のユーザは「アプリストアのレビュー(65.3%)」が、
中国のユーザは「クチコミ(リアルの知人から)(77.0%)」が最も多くなっている。
http://markezine.jp/article/detail/15420